市民の実践例

平成25年度「真のワーク・ライフ・バランス」実践エピソード 「一味違う!子育てママさん楽しく社会参画賞」受賞京都ベリーダンス部代表西村 佳那子さん

ここでは,西村さんのインタビューを御紹介します。

【京都ベリーダンス部プロフィール】
 平成24年4月に発足した,子ども連れや妊婦さんでも参加できる,ママさんのためのベリーダンス部。約30人のメンバーの多くは子育て真っ最中。産後の運動不足を解消させるだけでなく,ママさん同志が出会い,子育ての情報交換を行う場ともなっている。月2回のレッスンのほか,数々のイベントに参加し,ダンスを通して社会参画することで,地域活性化にもつながる取組を行っている。

平成25年度「真のワーク・ライフ・バランス」実践エピソード 「一味違う!子育てママさん楽しく社会参画賞」受賞

◆グループ活動を通じて得られるもの◆
 子ども連れや妊婦さんでも大歓迎,ママさんのためのベリーダンスグループを2012年の4月に立ち上げた西村佳那子さん。約30人のメンバーの多くは子育て真っ最中で,西村さん自身も2歳になるお子さんをお持ちです。「『京都ベリーダンス部』は産後の運動不足を解消させるだけではなく,お母さん同志が出会い,子育ての情報交換を行う場ともなっています。そしてダンスを通して社会参画することで,地域活性化にもつなげています」と西村さん。
 毎月2回,ウィングス京都でレッスンを受けるほか,市民ふれあいステージや藤森神社の手づくり市などのイベントに参加しているそう。「神社のショーには,ベリーダンスを見たり私たちの子どもに会えることを楽しみに足を運んでくださるお年寄りが増えてきており,とてもやりがいを感じます」とのこと。また,家事を効率よくこなせるようになったり,ダンスの話をすることで,家族とのコミュニケーションが増えたりと,グル―プの活動をすることでしか得られないものがあると語ります。

◆自分の頑張りが家族の理解につながる◆
 「私の母は,『子どもが生まれたら,しばらくは家にこもって育児に専念するべき』という考え方の持ち主です。出産間もない私がベリーダンスの活動をすることも,なかなか理解を得られませんでした。ですが,今回受賞の話をしたところ,初めて『頑張ったね』と言ってもらえました」と嬉しそうに話す西村さん。
 「ショーを見に来てくださる方だけでなく,家族にも私がダンスを一生懸命頑張っている姿を見てもらいたい。家事と育児の忙しさを理由に,グループでの活動を中途半端にやっていたら,母も私の活動を認めてくれなかったと思います」と続けます。
 最後に,「家事や育児が忙しく,好きなことを始めることにためらっている人がいたら,まずは行動に移してほしい。活動が刺激となって日々の生活が充実し,ワーク・ライフ・バランスの実現につながっていくはずです」と,これから地域活動を始めたい方への力強いメッセージをいただきました。
(*2014年1月発行 “真のワーク・ライフ・バランス通信第2号”より)

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